インデックス投資の基本発想

インデックス投資は、日経平均株価やTOPIX、米国のS&P500といった株価指数(インデックス)に連動する投資信託やETFを買う投資法です。

たとえば日経平均連動の投資信託を1万円分買うと、日本を代表する225社すべてに少しずつ投資したのと同じ効果があります。個別の会社を選ぶ必要がなく、1社が倒産しても致命傷にならない。「市場まるごとパック」を買うイメージです。

なぜ「選ばない」ほうが勝てるのか

衝撃的なデータがあります。銘柄選びのプロが運用するアクティブファンドの多くは、長期では市場平均(インデックス)に勝てていません。手数料の差も効いて、期間が長くなるほどインデックスが有利になる傾向が、世界中の市場で繰り返し確認されています。

プロでも難しいなら、初心者はなおさら。だから「市場平均をまるごと買って、市場全体の成長をそのまま受け取る」のが、統計的にいちばん負けにくい戦略なのです。名著『敗者のゲーム』が説くのもこの考え方です。

✅ 相性最強の買い方: 積立毎月決まった額を自動で買い続ける(ドルコスト平均法)と、高いときは少なく、安いときは多く買うことになり、高値づかみのリスクがならされます。NISAのつみたて投資枠はまさにこのための制度です。

注意点はコストと「退屈さ」

投資信託には信託報酬という運用手数料が毎年かかります。同じ指数に連動するなら手数料は安いほど正義。年0.1%前後の低コスト商品を選びましょう。0.5%を超えるインデックス型は選ぶ理由がありません。

もうひとつの注意点は、良くも悪くも退屈なこと。数年単位でコツコツ続けてこそ効く手法なので、暴落時にやめてしまうのがいちばんもったいない失敗です。

個別株投資との使い分け

インデックス投資と個別株投資は対立するものではありません。「土台はインデックス積立、楽しみと学びは個別株で」という組み合わせ(コア・サテライト戦略)が、初心者にいちばんおすすめの形です。当サイトで学ぶバリュー投資は、このサテライト部分を上手にやるための技術です。

まとめ

インデックス投資は「市場まるごと買って平均点を取る」戦略。プロの多数が市場平均に勝てない以上、平均点は実はかなりの好成績。低コスト商品×毎月積立×やめないこと、の3点セットで実行しましょう。

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