投資用語集
ニュースや証券アプリでよく出てくる94語を、ひとこと説明+具体例でまとめました。検索とカテゴリで絞り込めます。
東京証券取引所の3つの市場区分。サッカーのJ1・J2のようなリーグ分けで、プライムには大企業、グロース市場には若い新興企業が集まる。
例: トヨタや三菱UFJはプライム市場に上場。
上場企業1社ずつにつく4桁のコード。学校の出席番号のようなもので、株を検索したり注文したりするときに使う。最近は英字入りのコードもある。
例: トヨタ自動車は「7203」、任天堂は「7974」。
1株を2株や3株に分けて株数を増やすこと。板チョコを割るイメージで、会社全体の価値は変わらないが、1株の値段が下がって買いやすくなる。
例: 1株3万円の株を3分割 → 1万円の株×3株に。
会社が自分の会社の株を市場から買い戻すこと。出回る株が減って1株あたりの価値が上がりやすく、配当と並ぶ株主へのお礼(還元)とされる。
例: 「自社株買いを発表」のニュースで株価が上がることが多い。
会社が新しく株を発行してお金を集めること。ホールケーキの切り分け数が増えるイメージで、1株あたりの取り分は薄まりやすい。自社株買いのちょうど逆。
例: 「公募増資を発表」で株価が下がることが多いのはこのため。
ある会社を買収したい側が、「この値段でみなさんの株を買い取ります」と期間を決めて呼びかける仕組み。市場価格より高めの値段が提示されることが多い。
例: TOB発表で株価が買付価格の近くまで急騰するのが定番の動き。
値上がりした株を売って得る利益がキャピタルゲイン。配当のように、持っているだけで定期的に入るお金がインカムゲイン。
例: 1,000円で買った株を1,500円で売る → キャピタルゲイン500円。
実力のわりに安く放置されている株がバリュー株、これから大きく成長しそうな株がグロース株。値動きのクセも投資の作戦も変わってくる。
例: 老舗の銀行株はバリュー系、急成長のIT株はグロース系が多い。
1株あたり純資産。会社の正味の財産を株数で割ったもので、PBRの計算のもとになる。EPSの「財産バージョン」。
例: 純資産1,000億円 ÷ 1億株 = BPS1,000円。株価がこれより安ければPBR1倍割れ。
会社の健康診断書にあたる3つの書類のセット。儲け(損益計算書)・財産(貸借対照表)・現金の流れ(キャッシュフロー計算書)がわかる。
例: 決算発表のたびに公開され、だれでも無料で読める。
1年間(や3ヶ月間)の「稼ぎの明細書」。売上からいろいろな費用を順番に引いていき、最後にいくら利益が残ったかがわかる。
例: 売上100億 − 費用90億 = 利益10億、という引き算の流れが読める。
ある時点で会社が持つ財産(資産)と、借金(負債)・自前のお金(純資産)の一覧表。バランスシートとも呼び、左右の合計は必ず一致する。
例: 財布の中身と借金を1枚にまとめた「財産スナップ写真」。
現金の出入りだけを記録した会社の家計簿。利益が出ていても現金が尽きれば会社は倒産する(黒字倒産)ので、お金の流れは重要。
例: 本業でしっかり現金を稼げているか(営業CFがプラスか)がまず大事。
営業利益に、受け取り利息や支払い利息など本業以外のふだんの損益を足し引きした利益。「けいつね」と呼ばれ、日本では特に重視される。
例: 本業+財テクや借金の利息まで含めた「ふだんの総合力」。
売上が増えるのが増収、利益が増えるのが増益。逆はそれぞれ減収・減益。4つの組み合わせで決算の良し悪しをひとことで表せる。
例: 「増収増益」= 売上も利益も伸びた花マル決算。
会社が期初に出した業績予想を、途中で引き上げるのが上方修正、引き下げるのが下方修正。株価の土台である「予想」が動くため、株価が大きく反応しやすい。
例: 「営業利益予想を100億円→120億円に上方修正」→ 株価が急騰することも。
「げんかしょうきゃく」と読む。工場や機械など高い買い物の代金を、買った年に全額ではなく、使う年数に分けて少しずつ費用にする会計ルール。
例: 1,000万円のトラックを10年で償却 → 毎年100万円ずつ費用に。
会社を買収するときに、相手の純資産より高く払った差額。ブランドや技術・信頼といった目に見えない価値の値段で、お店の「のれん」が由来。
例: 純資産100億円の会社を150億円で買収 → のれん50億円。
「ゆうりしふさい」と読む。銀行からの借入や社債など、利息を払って借りているお金。少ないほど身軽で、金利が上がる局面では特に注目される。
例: 「実質無借金経営」= 手持ちの現金が有利子負債より多い会社。
チャートの形や過去の値動きから先を予想するのがテクニカル分析。業績や財務など会社の中身を調べるのがファンダメンタルズ分析。
例: 長期投資は会社の中身が主役。テクニカルは買うタイミングの補助に。
株価の大きな流れのこと。上がり続ける上昇トレンド、下がり続ける下降トレンド、行ったり来たりの横ばい(レンジ)の3種類がある。
例: 「トレンドは友達」= 流れに逆らわないのが相場の格言。
何度も下げ止まる価格帯を結んだ線が支持線(床)、何度も上値を抑えられる価格帯が抵抗線(天井)。多くの人が意識するため機能しやすい。
例: 「2,000円の壁を突破」= 抵抗線を上に抜けた、の意味。
短期の移動平均線が長期の線を下から上へ突き抜けるのがゴールデンクロス(買いサインとされる)。上から下へ抜けるのがデッドクロス(売りサイン)。
例: 25日線が75日線を上抜け → ゴールデンクロス成立。
買われすぎ・売られすぎを0〜100の数字で表す「相場の体温計」。70以上で買われすぎ、30以下で売られすぎが目安とされる。
例: RSIが20 → 売られすぎ。逆張り派が注目し始めるゾーン。
「マックディー」と読む。2本の移動平均線の差を使って、トレンドの向きと勢いを読む指標。証券アプリのチャートに標準装備されている。
例: MACDがシグナル線を上抜けたら買いサイン、とされる。
移動平均線の上下に、統計的に「株価がだいたい収まる範囲」を帯(バンド)として描いたもの。株価の約95%は±2σの帯に収まるとされる。
例: バンドの外に飛び出したら「行きすぎ」のサインとみる使い方が定番。
上昇トレンドの途中にある一時的な下げ(押し目)を狙って買うこと。上りのエスカレーターに、少し安い階から乗るイメージ。
例: 「押し目待ちに押し目なし」= 待ちすぎると乗れない、という格言も。
今年に入ってからの最高値と最安値。「ねんしょらい」と読む。更新のニュースは勢いの強さ(弱さ)のサインとして注目される。
例: 「年初来高値を更新」= 今年いちばんの高さまで上がった。
値上がりした株を売って、含み益を本物の利益に変えること。「まだ上がるかも」の欲と戦うことになるので、先にルールを決めておくとラク。
例: 「明らかに割高になったら売る」など、売る条件を買う前に決めておく。
上がっている株の流れに乗るのが順張り、下がって安くなった株を狙うのが逆張り。サーフィンで波に乗るか、バーゲンで掘り出し物を探すかの違い。
例: バリュー投資は「安いときに買う」逆張り寄りの作戦。
株価が1日で動ける値幅には上限がある。その限界まで上がるとストップ高、下がるとストップ安。パニックを防ぐための安全装置。
例: サプライズ好決算でストップ高 = 買いたい人が殺到して値がつかない状態。
その日最初についた株価が始値(寄付き)、最後についた株価が終値(大引け)。ニュースで報じられる「今日の株価」は基本的に終値のこと。
例: 「日経平均の終値は4万円」= 取引終了時点の値段。
この日に株主名簿に名前が載っていると、配当や優待がもらえる「締め切り日」。実際には2営業日前(権利付最終日)までに買っておく必要がある。
例: 締め切りを過ぎると株価は配当の分だけ下がりやすい(配当落ち)。
「からうり」と読む。証券会社から借りた株を先に売り、値下がりしたら買い戻して返す取引。株が下がると儲かるが、上がり続けると損が膨らむ上級者向けの技。
例: 2,000円で空売り → 1,500円で買い戻し = 500円の利益。
お金や株を証券会社から借りて、手元資金の約3.3倍まで売買できる仕組み。利益も損失も大きくなるので、初心者はまず現物取引から。
例: 30万円の資金で約100万円分の取引ができる。ただし損も約3倍。
たくさんの人からお金を集めて、運用のプロが株や債券に分散投資してくれる商品。少額から「詰め合わせパック」が買えるお弁当のような存在。
例: 100円から世界中の株にまとめて投資できるものもある。
日経平均やS&P500などの指数(インデックス)と同じ値動きを目指す投資信託。手数料が安く、長期投資の定番。
例: 「市場の平均点」を狙う作戦。プロでも平均に勝ち続けるのは難しい。
モノの値段が上がり続けるのがインフレ、下がり続けるのがデフレ。インフレのときは、現金の価値が少しずつ目減りしていく。
例: 年2%のインフレが10年続くと、100万円で買えるものは約82万円分に。
年金基金・保険会社・投資ファンドなど、巨額のお金を運用するプロの投資家。市場では「クジラ」のような存在で、その売買は株価を大きく動かす。
例: 私たち一人ひとりは「個人投資家」。日本株の売買の主役は機関投資家と海外勢。
アメリカを代表する株価指数。ダウは大企業30社、S&P500は主要500社の株価から計算され、その動きは翌朝の日本株にも影響する。
例: 「NY株高を受けて日経平均も上昇」はニュースの定番パターン。
投資の世界では「危険」ではなく「リターンの振れ幅」のこと。リスクが大きい = 大きく増えるかもしれないし、大きく減るかもしれない。
例: ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンは必ずセット。
上昇を見込む強気をブル(雄牛)、下落を見込む弱気をベア(熊)と呼ぶ。牛は角を下から突き上げ、熊は腕を上から振り下ろして攻撃することが由来。
例: 「ブル相場」= 上昇が続く強気の相場。