🐣 はじめての投資 — 5ステップ
「投資ってなんだか怖い」——その正体は、知らない言葉と知らない手順です。 この5ステップを読み終わるころには、最初の一歩の踏み出し方が具体的にイメージできるはず。
投資ってそもそもなに?
貯金は「置いておくお金」、投資は「働いてもらうお金」。
株を買うというのは、宝くじを買うことではなく「会社のオーナーの一員になる」ことです。会社が利益を出せば、その分け前(配当)をもらえたり、会社の価値が上がって株価も上がったりします。
銀行預金の金利は年0.1%前後ですが、株式投資は長い目で見ると年3〜7%程度のリターンが期待されてきました。たとえば毎月1万円を年5%で20年間積み立てると、元本240万円が約411万円に育つ計算になります。この「利益が利益を生む」効果を複利といいます。
証券口座をつくろう
株の売買には、銀行口座とは別に「証券口座」が必要です。
ネット証券(SBI証券・楽天証券など)なら口座開設も維持も無料で、スマホだけで完結します。売買手数料も店舗型よりずっと安く、初心者はネット証券一択と言っていいでしょう。
開設時に必ず「NISA口座」も一緒に申し込みましょう。NISAは、株の利益にかかる約20%の税金がゼロになる国の制度です。たとえば10万円の利益が出た場合、通常は約2万円が税金で引かれますが、NISA口座ならまるまる受け取れます。
いくらから始める?
答えは「なくなっても生活が揺らがないお金」から。
先に生活費の3〜6ヶ月分を現金(預金)で確保して、それを超えた部分=余裕資金で投資するのが鉄則です。株価は短期的には必ず上下するので、生活費を投じると冷静な判断ができなくなります。
日本株は通常100株単位(単元株)で売買しますが、単元未満株(1株から買えるサービス)を使えば数千円から有名企業の株主になれます。最初は「勉強代と思える金額」で小さく始めて、値動きに慣れるのがおすすめです。
銘柄はどう選ぶ?
最初は「商品やサービスを知っている身近な会社」から。
普段使っている商品の会社なら、業績のニュースも理解しやすく、株を持つ実感も湧きます。そのうえで「今の株価が割安かどうか」を、PER・PBR・配当利回りなどの指標でチェックしましょう。指標の見方は投資手法のページで例え話つきで解説しています。
また、1つの会社に全額を入れるのは絶対にNGです。業種の違う複数の会社に分ける(分散投資)ことで、1社の不調が致命傷になるのを防げます。
買ったあとの心構え
一番の敵は株価ではなく、自分の感情です。
買った直後に株価が下がるのはよくあることです。会社の中身が変わっていないのに、値下がりに慌てて売ってしまう(狼狽売り)のが初心者の一番多い失敗パターン。毎日株価を見る必要はありません。
代わりに、年に数回の決算発表で「利益は出ているか」「配当は維持されているか」を確認しましょう。もらった配当を再投資すると、複利の効果がさらに大きくなります。