単利と複利、何が違う?
100万円を年5%で運用するとします。単利は、毎年「元本100万円」にだけ利息がつく方式。年5万円ずつ増えて、20年後には200万円になります。
複利は、利益にもさらに利益がつく方式。1年目の利益5万円が2年目には元本に加わり、105万円に5%がつく…を繰り返すと、20年後には約265万円。同じ利回りなのに、単利より65万円も多くなります。この「雪だるま式」の増え方が複利です。
最大の武器は「時間」
複利の効果は、後半になるほど加速します。だから早く始めた人が圧倒的に有利です。
たとえば年5%で月1万円を積み立てる場合。25歳から40年続けたAさんは、投資額480万円が約1,480万円に。45歳から20年続けたBさんは、投資額240万円が約411万円。Aさんの投資額はBさんの2倍なのに、結果は3.6倍です。差を生んだのはセンスではなく、時間だけ。
「まとまったお金ができてから始めよう」と待つより、少額でも今日始めるほうが複利的には正解です。
複利を最大限に効かせる3つのコツ
① 配当・分配金は再投資する: 受け取った配当を使わずに買い増しに回すと、配当にも配当がつくようになります。
② 途中でやめない・引き出さない: 複利は継続年数がものを言います。暴落で売ってしまうと、雪だるまがリセットされます。
③ 手数料と税金を最小化する: 手数料は「逆複利」で資産を蝕みます。低コストの商品を選び、NISAで税金を抑えることが、そのまま複利の加速につながります。
まとめ
複利は「利益が利益を生む」仕組みで、効かせるほど時間とともに加速する。早く始めて、再投資して、やめない。地味な3原則こそが、遠回りに見えていちばんの近道です。