株式は「会社を細かく切り分けたオーナー権」

会社を始めたり大きくしたりするには、たくさんのお金が必要です。そこで会社は「お金を出してくれたら、会社のオーナー権を分けます」と出資者を募ります。この出資の証明書が株式です。

ホールケーキを想像してください。会社という1つのケーキを何億ピースにも切り分けたのが株式で、1ピースでも持っていればあなたは立派なオーナーの一員。トヨタの株を100株持つことは、トヨタという巨大なケーキのひとかけらを所有することなのです。

株主になると、何がもらえる?

オーナーには権利がついてきます。代表的なのは3つ。

① 配当金: 会社が稼いだ利益の分け前を受け取る権利。② 議決権: 株主総会で経営方針に票を投じる権利。持ち株数に応じて発言力が変わります。③ 株主優待: 日本独特の「おまけ」で、自社製品や割引券がもらえる会社もあります。

そしてもうひとつが、株そのものを売って得る値上がり益。会社が成長して人気が高まれば、あなたのピースの値段も上がります。

オーナー感覚を持つ練習よく行くコンビニやよく使うゲームの会社の株を1株買ってみると、そのお店のニュースや新商品が「自分の会社のこと」に変わります。この当事者感覚が、投資の一番の教材です。

株価はなぜ毎日動くのか

株価は「買いたい人」と「売りたい人」の綱引きで決まります。会社の業績、新製品のニュース、金利の変化、市場全体のムード——さまざまな材料でこのバランスが変わり、株価は1秒単位で動きます。

ただし長い目で見れば、株価は会社の実力(稼ぐ力)に近づいていく、というのが投資の大原則です。短期の値動きは人気投票、長期の値動きは実力測定。バリュー投資はこの性質を利用して、実力より安くなった株を狙います。

株式会社は人類の大発明株式会社の起源は約400年前の東インド会社。大航海のリスクをみんなで少しずつ分担する仕組みとして生まれました。「リスクを分け合って大きな挑戦を可能にする」——この発明の恩恵に、株主として乗るのが株式投資です。

まとめ

株式は会社のオーナー権の一部で、株主には配当・議決権・優待、そして値上がり益のチャンスがある。株価は短期では人気投票、長期では実力測定。「数字の売買」ではなく「会社のオーナーになる」感覚が、良い投資家への第一歩です。

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