どんな本?

「株で大儲け」の物語を経済合理性の視点でばっさり切っていく、ちょっと毒のある入門書。トレードで勝ち続けることの難しさを直視した上で、それでも株式市場と付き合う方法を提示します。

「株で儲ける方法は3つしかない。デイトレーダーになるか、バフェットになるか、インデックスに投資するか」——本書の有名な整理です。そして最初の2つがいかに険しい道かを、皮肉を効かせながら容赦なく示していきます。投資の世界の「うまい話」に対する免疫が、新書1冊分の時間でつきます。

著者自身は経済合理性ではインデックスに軍配を上げつつ、「それでも個別株には宝くじにはない魅力がある」と株式市場との付き合い方に幅を残しているのが本書の面白いところ。トレードで一発逆転を夢見る前に読むワクチンとして、また金融業界のセールストークを見抜くリテラシーの本として、20年近く読み継がれています。

この本で学べること

  • 短期トレードで個人が勝ち続けるのが難しい構造
  • 「経済合理的にはインデックス」という結論への道筋
  • 宝くじ・保険・不動産まで含めたリスクとリターンの考え方
編集部のひとこと新書なので数時間で読めるのに、投資詐欺や高コスト商品への免疫がしっかりつきます。個別株を始める前のワクチンとしてどうぞ。

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