どんな本?
バフェットの師グレアムによる、バリュー投資のすべての出発点。市場を気まぐれな相場の相手「ミスター・マーケット」と捉え、価格と価値の差=「安全余裕率」を確保して買うという2大概念はこの本から生まれました。
バフェットが「投資について書かれた本の中で最高の一冊」と呼び続ける原典です。毎日違う値段を叫びに来る気まぐれな相棒「ミスター・マーケット」の寓話と、見積もりの誤りを吸収する「安全余裕率」——この2つの概念だけで、株式投資の本質のほとんどが説明できてしまいます。原著は1949年。75年前の本が今も現役なのは、人間の欲望と恐怖が変わらないからです。
正直、通読はかなり歯ごたえがあります。バフェット自身が「第8章(ミスター・マーケット)と第20章(安全余裕率)だけは読め」と言っているので、まずその2章だけでも十分に元が取れます。入門書を数冊終えて、個別株投資を長く続ける覚悟が決まった人への卒業論文。ジェイソン・ツバイクの注釈付き版なら、現代の文脈で読み解く助けがあります。
この本で学べること
- ミスター・マーケットの寓話——市場の値付けに振り回されない思考
- 安全余裕率(マージン・オブ・セーフティ)という損失回避の設計
- 投機と投資を分ける明確な基準
編集部のひとこと分厚くて硬派なので、入門書を数冊読んだあとの卒業論文的な一冊。それでも第8章と第20章だけは、すべての投資家に読む価値があります。
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